hakobera's blog

技術メモ。たまに雑談

ドコモマーケット(iモード)関連のまとめ

ドコモのサイトとマニュアルを一通り読み終えたので、自分の整理も兼ねて、まとめてみた。

手続きなど

  • ドコモマーケット(iアプリ)アカウント登録が必要
  • 登録料金は \2,500/年。(2011年1月末日までに登録すると初年度無料)
  • アプリの審査あり。審査期間は最長で2週間程度。
  • アプリはドコモのサーバにアップロードし、ユーザはドコモのサーバからダウンロードする
  • テスト端末は登録する必要があり。登録端末からのダウンロードは無制限
  • 登録端末以外からのダウンロードは合計1,000回に限定される
  • (2010/9/8追記)トライアル登録申請は申請から約1週間で完了する。ただし、2010/09/8現時点ではトライアルサイトはオープンしていない。

詳しくは トライアル申請〜アプリ動作確認までの流れ を参照。

課金

  • ドコモが携帯電話料金と合わせて回収代行してくれる。買った人が携帯代金を滞納しても、ドコモが保証してくれる
  • 無料アプリも公開可能
  • 有料アプリは月額課金(10〜525円)と都度課金(10〜5,250円)の両方をサポート
  • 都度課金は価格変更可能。月額課金は不可
  • 決済手数料は現時点では不明(アップルの30%よりは安くするらしい)

公式メニュー iアプリDX との違い(制限)

  • iアプリダウンロード元サイト以外とのHTTP通信もできるようになったが、ドコモの定める規定のURLリストに登録されているサイト以外とは通信できない(規定の URLリストは現時点では未公開)
  • HTTP(S)以外の通信、iアプリコール、マイメニュー登録/削除、個別課金、(カスタム)クラスローダの利用、オートGPS機能は利用できない
  • 位置情報APIは直接呼べず、ドコモが提供するラッパークラス経由で取得する。オートGPSが使えないが、それ以外の機能制限はない。
  • Bluetooth を利用するアプリの場合、1回の起動あたりのパケット通信量が3MBに制限される(テザリング対策?)
  • カメラからのRAW画像の取得機能とiアプリ自動起動APIの併用ができない

個人的な感想

  • 課金の仕組みは良い。iモードで実績があるので安心。
  • 通信制限がきつい。プロトコルがHTTPしか使えず、リクエストヘッダに設定できる項目にも制限があり、1回 150KBしか受信できず、かつ、URLに制限があるので、ネットワークを活用したアプリを作ろうとすると、結局、今までと同じでプロキシを作る必要があるんじゃないかと。
  • 通信以外の機能はほぼ開放されたので、通信しない売り切り型のライトゲームなどを作って公開するには良いかもしれない。